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旗頭制作 その1

先日のブログで少し触れた川崎・沖縄オリオン祭2024に向けて制作した旗頭について、少し記録を残していきたいと思います。

那覇大綱挽の沿革

那覇大綱挽は長い歴史があり沖縄最大の伝統文化催事です。
発祥は1450年頃とされ、町方(都市)の綱として、交易都市那覇を象徴する大綱挽です。
那覇は、古くは浮島とよばれた一港村でしたが、交易品を取り扱う御物城、親見世の設置などでに発展し、西村、東村、若狭町村、泉崎村の『那覇四町』と称される都市に成長し、那覇の発展とともに周辺の村々も加わり発展してきたお祭りです。

旗頭の復元

今回の川崎・沖縄オリオン祭では、現在も那覇大綱挽きで使用されている東一番旗「東(大結うふむすん)」・西一番旗「凱歌(八掛はっち)」のレプリカと、記録が残っていた写真や19〜20世紀の那覇四町綱之図に描かれた絵から、東二番旗「勢振(薄ししち)」・西二番旗「瑞祥(月桂樹)」の復元、計4旗の旗頭を制作しました。

写真から大よその寸法を割り出し、図面起こしからはじめ、夫婦二人三脚で自分たちの子供を育てるように毎日毎日少しづつ制作を続けていきました。
竿作りは昇龍のメンバーや家族の力をかりたり、出演直前まで那覇から来た旗持が協力してくれ、無事にイベントを成功させることができました。
祭りまでの2週間は、1日1食、寝る間を惜しんで制作にはげむ生活が続き、大変な日々を過ごしましたがなんとか形にする事が出来ました。

一つ一つの旗頭に想い入れがあります。
制作に至るエピソードは次回の記事で紹介します😊

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