top-blog

昇龍大感謝祭、閉幕

みなさまへ

2026年3月1日。
多くのお客様と仲間に囲まれ、演者としての最後の舞台に、悔いなくバチを置くことができました。

琉球舞団 昇龍祭太鼓「昇龍大感謝祭2026」にご来場いただいたお客様、運営に携わってくださった皆様、そして昇龍の現役・OB・OGメンバー。すべての皆様に、この場を借りて深く感謝申し上げます。
会場いっぱいに広がる皆様のお顔を見た瞬間、胸が熱くなりました。あの光景は、これから先も決して忘れることはありません。

1996年に活動を始め、この2月で芸歴満30年を迎えました。
この大きな節目に演者として一区切りをつけ、これからは東京と沖縄の地で、運営および指導者として次世代への継承に専念することを決意いたしました。

 

昇龍のすべてを懸けた舞台

今回の公演では、自身の芸歴に悔いを残さぬよう、ほぼ全ての演舞を披露しました。
文字通り、昇龍の全てを懸けて挑んだ舞台であり、同時に、これからを担う現役メンバーへの私なりのメッセージでもありました。

舞台はお客様あってこそ成り立つもの。
皆様の喜ぶ表情が見えた瞬間、パワーは何倍にも膨れ上がります。
アドレナリンが溢れ、疲れなど一瞬で吹き飛びました。
演者とお客様が共に創り上げる一体感こそが、舞台の真髄だと改めて実感した公演となりました。

また、今回は卒団メンバーも一堂に会しました。
「ブランクがある中で、昇龍の演舞ができるのか」という不安もありましたが、音を鳴らせば自然と身体が動く彼らの姿に、驚きと感動を覚えました。
現役時代に死ぬほど練習して培った技術は、何年経っても体に刻まれている――。
その絆と歴史を再確認できたことは、非常に感慨深い経験でした。

 

 次の歴史を創る現役メンバーへ

共に走り抜けた現役メンバーへ。あえて厳しい言葉を送ります。
今の君たちは、非常に恵まれた環境の中にいます。
しかし、環境が整っている今だからこそ、あえて自分を追い込み、限界を超える覚悟を持ってほしいと思っています。

結成当初の昇龍は、実績も後ろ盾もない中、「昇龍を大きくする」という“一心”だけで、死に物狂いで食らいついてきました。
その泥臭い積み重ねが、今の昇龍の土台です。

公演のMCでも紹介しましたが、武田信玄の言葉にこうあります。

「一生懸命な人は知恵が出る。中途半端な人は愚痴が出る。いい加減な人は言い訳が出る」

本気で一生懸命になれば、必ず突破口となる「知恵」が生まれます。
OB・OGの姿を見て「すごい」で終わらせるのではなく、「超えてやる」と本気で思ってほしい。
今回の舞台で感じた熱量を自分たちの力に変え、自分たちの昇龍をどう創り、どんな景色を見せるのか。
次に歴史を創るのは、間違いなく現役の君たちです。
全員が本気になれば、昇龍はさらに強く、高いステージへランクアップできると確信しています。

 

 おわりに

ここでプライベートなことを記すのは恐縮ですが、
今年の6月で93歳になる母が、開催2日前の夜に東京へ来ることを決断してくれました。
最後の舞台を見届けてもらえたことは、この上ない喜びとなりました。
これまで好き放題に東京で挑戦させてもらった分、これからは少しでも親孝行をしていきたいと思っています。

ファンの皆様。
どうかこれからも叱咤激励をいただくとともに、末永く昇龍祭太鼓を応援していただければ幸いです。

30年間、本当にありがとうございました。
演者としての活動は終えますが、創作エイサーへの情熱が消えることはありません。

いざ!第二章へ!!

記事一覧に戻る
2026年3月
« 2月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031