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沖縄の象徴

今日はハロウィン。

なんとなく、街の雰囲気がそわそわする日。

でも、、、

今年は様相が違いました。

沖縄に思い入れがある人ほど、衝撃の大きいニュースが飛び込んできてしまったから。

代表である水野さんもその一人です。

 

衝撃の知らせ

早朝のニュースで首里城が火事になっていることを知りました。

『ま!まさか?!』

と思いましたが、沖縄にいる友人らのSNSを覗いたら炎上している首里城がいくつも掲載されていました。

今まで経験したことのない程、胸が張り裂けそうな悲しく切ない気持ちになり、一日中ブルーな気持ちでした。

 

沖縄の象徴

1992年に復元されてから沖縄県民のアイデンティティの礎として首里城がありました。

沖縄県民の象徴として、首里の丘に立つ首里城は1429年に琉球王国を誕生させ、450年もの間、一国として栄華を築き上げてきました。

首里城

過去に火事や戦争で焼失したことが4度ありますが、今回の火事の映像は、戦争で失った時の首里城のように琉球人としての辛い過去も含めてすべて崩れさっていくような・・・

とても衝撃的な映像でした。

悲しくて切なくて涙が出てきました。

ケガをした人が一人もいなかったことがせめてもの救いではありますが、自分の気持ちをコントロールすることができないほど悲しい気持ちなり、涙があふれ出てきました。

 

昇龍祭太鼓と首里城

2年前のPV撮影では、首里城のうなー(御庭)で正殿をバックに撮影する予定でしたが改修工事のため正殿前での撮影を断念。

「奉神門」前広場で撮影を行いました。

奉神門

改修工事が終わり正殿も凄く綺麗になった矢先の出来事、本当に悲しくて悲しくて切ないです。

首里城は中国や日本の影響を受けた建物です。

建物のありとあらゆる所に龍があり、龍は琉球王の象徴でもありました。

左巴と昇龍ロゴ

昇龍祭太鼓のロゴマークは琉球王の家紋である左御紋(ヒジャイグムン)に右肩上がりで龍が昇っていく形を取っており、団体名である“昇龍祭太鼓”は琉球王国時代の萬國津梁の想いをもって名付けました。

また、過去にも何度かお話したことがありますが、自分の前世は、首里城に仕え参勤交代の時代に江戸上りで上京し、江戸で琉球芸能を広げた者だと告げられました。

そんなこともあり首里城や龍などは自分にとってのアイデンティティでもあり、自分にとっても欠くことのできない大切な場所でした。

その首里城が燃え上がりながら崩れていくのを見るのは本当に辛かったです。

 

創作物

創作エイサー活動をはじめてからこれまで、様々な首里城に関する物や龍を作ってきました。

<正殿>

龍柱

首里城は今回の火事で焼失してしまいましたが、うちなーんちゅの心の中に鮮明に残っています。

今後の活動の中でも形に残し、みなさんに伝えていきたいと思います。

<玉座>

玉座

1992年に復元する際には、数少ない資料をたどりながら、素晴らしい首里城が復元されました。

今回もうちなーんちゅの心を一つにし、少しでも早くまた素晴らしい首里城が復元できるように、昇龍祭太鼓でも自分たちに何が出来るか考え行動していきたいと思っています。

<王&王妃、諸官衣装>

王&王妃

諸官

うちなーんちゅは辛い経験をたくさんしてきましたが、常に前を向いて立ち上がってきました。

この想いを前面に出していきながら復興支援していきたいと思いますので、皆様にも協力していただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

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