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自作大道具のこだわり〜代表〜

先日DIYの様子を紹介しましたが、作業をしながら昨年行われた公演での大道具制作のことを思い返すことも多く…ここで紹介したいと思います。

公演を観に来てくださった皆さんはお分かりだと思いますが、場面場面で様々な大道具が登場しました!
今回の公演は企画当初から、「4部構成で各部毎に背景を変える演出をしよう」と考えていました。

第1部では舞台後方に5枚の幕を下ろし、その幕に30,000lmのプロジェクターで絵柄や動画などを投射しました。

第2部では高さ4m以上の大きなガジュマルの木が設置され、第3部では実物に近い大きさの首里城が登場、第4部では大きな昇龍幕を吊るし、“お客様を飽きさせない演出”に拘りました。

中でも一番拘りを持って大道具制作に挑んだのが第3部の首里城!
芸歴25年の間に、首里城に関わる大道具を少しずつ増やしてきました。

今回は琉球王が乗る「御轎椅(うちゅうい)」と呼ばれる御神輿のような乗物を制作しました。

「御轎椅(うちゅうい)」制作

過去の公演で制作したパネル状の首里城。

これまでの公演ではこのセットの前で演舞していたのですが、今回はもっと臨場感を出すため御轎椅を制作しました。
何度も失敗を重ねて完成した御轎椅。思い入れの深い作品になりました。

神輿の屋根のようなきれいな曲線を描く事はなかなかの至難な技でした。

柱に巻いた龍8体も自作です。
シリコン樹脂でパーツ毎に型を作りFRP樹脂で固めていく作業を何度も行いました。

舞台上で使用する物だから細かいところはお客様まで見えないのですが、どうせ制作するならばリアルを求めて本物に近づけたいという思いで制作していました。

公演前日まで仕上げの塗装作業が続き、何とか公演にも間に合わせることができました。
ゆくゆくは本物の首里城と変わらないほどの大道具セットを制作したいと思います(笑)

第3部のPJM映像と共に公演のことを思い出してください!

第3部首里城のPJM

 

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